以前はドSな手術室ナース。今はM気味な外来ナース。しかし家に帰るとにゃんず3匹を溺愛する、妄想好きのオタクな女の古(←こ)なのよ〜。2011年からの乳癌治療の話もちょっとだけね。
2011-09-19 (月) | 編集 |
術中センチネルリンパ節生検のお話を少し。

私の病院では、センチネルリンパ節生検法はラジオアイソトープ法と、色素法を併用し精度を高めていました。施設によっては、片方しか行っていない所もある様です。
どの程度の割合でアイソトープ法のみの施設、色素法のみの施設と、両方実施の施設があるのかは詳しくは存じないのですが。(併用していると、やはりお値段は高いそうです〜)

まず、ラジオアイソトープ法。
私の病院では、手術前の晩に、骨シンチを行うのと同じ棟に行き、シコリのある乳房(乳首)にラジオアイソトープの注射を行います。
翌日手術日の早朝、同じ部屋に行き、骨シンチを行う同じ台に乗り、腋窩付近に反応が出ているかどうか確認しておきます。

次に色素法です。
手術室にて患者さんに全身麻酔がかかったのち、(当院ではインジゴカルミンという青い液体)色素を細い針でシコリの付近に局部注射します。(患者さんは麻酔で眠っているので痛くないはず)

(最近TVで見かける、放射線測定器のような)ガンマープローブと言う測定器械の先端部分のプローブを腋窩辺りにあてると、その放射性同位元素(アイソトープ)を取り込んだリンパ節の皮膚上で、ガガガピーーーッと反応音がするのです。

『ここ掘れ、ワンワン』っていう感じです。その真下の皮膚を切開し、青い色素の染みたリンパ節を掘り出します(探し出します)これがいわゆる見張りリンパ節です。
取り出したリンパ節(1〜2個)にまたプローブを当て、反応音を確認・色素取り込みを確認し、このリンパ節で間違いが無い、センチネルリンパ節だ!と、確定されるのです。

この色のついたリンパ節を病理専門の先生へ大至急届ける(看護師さん走る!)
病理の先生は顕微鏡で検査し、ガン細胞の有無をチェック、急いで手術室に電話してくる(看護師さん急いで電話受ける→執刀医に電話取次ぐ)
その結果によって腋窩リンパ節郭清の有無や程度が決定されるのです。

手術中センチネルリンパ節生検・迅速病理は、だいたいこのような流れになっています(施設によっても違いがあるかも、、、、)

私の手術の場合はセンチネルリンパ節まだ生検中(術中迅速病理検査中)なのに、腋窩リンパ節が怪しく腫れていたとの理由から切除されてしまった!一体どんだけ人相の悪いリンパ節だったんだーー?

余談ではありますが、患者さんの身体に放射性物質が入っているからでしょうか、妊娠している看護師はこの手術にはつかないように、と言われてました。(お腹の胎児に被爆の恐れがないように、、、なんでしょう〜)
だから、私のように年寄り看護師はよくつかされていました。(どう考えても、腹の中にいないだろうと)


コメント:
この記事へのコメント:
初めまして。
センチネルリンパ節生検に ついて、とても詳しく書いて下さり、勉強に なりました。
ありがとうございます。

私の場合、全身麻酔後に行っているので 色素法なんですね。
去年私は、温存手術後、病理結果で 断端陽性が分かり、その後再手術で 全摘出したんですが…

何だか、手術中に 断端を迅速に調べる病院も あるみたいですよね??

それをしてもらえたら 再手術は なかったかしら?なんて 悔やまれます。
2011/09/20(Tue) 00:22 | URL  | 景子 #-[ 編集]
両方やりました!
ぴこるるさん、私もやったわ!丁度次に書こうと思っていたんだけど!
でも私は患者だから、その方法がなんて言うのかは知りませんでした〜。
ぴこるるさんのお陰で良く分かったよ〜。
でもね、こっちではガンマープローブ(も使っていたかは全麻なので分からないけど)ではなく、手術前にパネルみたいなものに写真を撮るみたいにして(って実際はコンピューターに映像が見えるんだけど)先に癌からリンパへの道筋を調べてマジックで書いていましたよ〜。
色素法もやりました。術後にこの色素法は80%の確率であとの20%を確実にするのは取り出した組織の検査だと説明されました!
勉強になるわ。どうもありがとう。
2011/09/20(Tue) 04:16 | URL  | うめちゅう #-[ 編集]
この記事のリンクを貼ってもいいですか?
ぴこるるさん、私のブログの手術の話にこの小話のリンクを貼ってもいいですか?きっと読んでいる方にもっとわかりやすい説明になるんじゃないかと思いまして。。。
お許しが頂けたら、、、ですが。
2011/09/21(Wed) 12:00 | URL  | うめちゅう #-[ 編集]
景子さん
はじめまして、コメント有難うございます。
温存後→全摘になったんですか、当時は大変でしたね。
その施設に病理専門の常駐医師が何人いるか、、で、体制が変わるのかな。

私は最初から全摘を希望しました。癌がある、というだけで早く、気持ち悪いから全部切除してー!と言う思いからでした。
でも今は、全摘だから、リニアック(放射線療法)受けてない分、後で(お金の都合ついたら)再建できるじゃん。
ついでに反対側も豊胸しちゃったりして!って、ポジティブに考えるようにしています。

私も本心では葛藤があります。(ちょっと公開しているブログなので、書けない事も、、、、)
お互いこれからの治療頑張りましょう。
2011/09/21(Wed) 13:23 | URL  | ぴこるる #-[ 編集]
うめちゅうさん

こんにちは
お返事遅くなりました。リンクどうぞ〜!適当ブログですが、、、、
イギリス病院事情も、日本しか知らないので驚きがあります、楽しみにしていますよ〜。
2011/09/21(Wed) 13:40 | URL  | ぴこるる #-[ 編集]
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今、実はウィークリー・タキソールの最中で~すo(^^o)(o^^)o
2011/09/22(Thu) 03:55:13 |  うめの乳癌日記