以前はドSな手術室ナース。今はM気味な外来ナース。しかし家に帰るとにゃんず3匹を溺愛する、妄想好きのオタクな女の古(←こ)なのよ〜。2011年からの乳癌治療の話もちょっとだけね。
2013-04-08 (月) | 編集 |
St. Gallen 2013 TVセミナーの続きの話。


閉経前・閉経後の内分泌療法について

閉経前内分泌反応性患者の標準治療に関しては、回答者(パネリスト)の83、3%がタモキシフェン(TAM)の単独投与を標準とすることに賛同していたという。

閉経前患者に対するTAMの投与期間に対しては、
『ほとんどの患者で10年まで延長するか』については、
賛成Yesが42、9%、反対Noが49%と約半数ずつで意見が分かれたとの事。

『一部の患者では10年まで延長するか』にはYesが88、9%で賛同し、
術後5年の標準治療終了後の再発リスクを考慮することが重要であるとの意見が述べられた。
しかし、この『10年まで延長した方がいいハイリスク患者』の基準に関しては、
明確にはされませんでした。

あと、若年患者(ここでは<40歳)に関しては、40、9%のパネリストが、TAMとLHーRHアゴニストなどによる卵巣機能抑制(OFS)を併用すると回答している。
40歳を境界にする意見は、半分いかないんですねぇ。




術前化学療法を行った患者で、pCR(病理学的完全奏効)を得られた症例に対して、
術後にも化学療法を行うか?の質問に対しては、大部分が行わないとする意見であった。

しかし反対に、術前化学療法を行った患者で、pCR(病理学的完全奏効)が得られなかった症例に対して
術後に化学療法を行うべきか?の質問に対しては、こちらもNoとする意見が 大部分であった。
術前に充分やるだけのことはやってそれでも得られなかったのだから、
ケモが効かないと考えて術後はケモはやらないという考え方なのだそう。
レジメンを変える、、あるいは薬剤を変えた場合はどうかについては質問なかったような、、、?
残念、聞き取れず。
渡辺享先生は乳癌学会の会長なので、6月の浜松で話題が出るかなぁ?





トリプルネガティブ乳癌に関しての治療選択の話。


トリネガ乳癌に対する化学療法レジメンに、アンスラサイクリン系薬剤およびタキサン系薬剤を含むべきか?の質問に対しては、87%がYesと答えている。

トリネガ乳癌に対する化学療法レジメンで、なにか特殊なものが推奨されるか?の質問。
トリネガ乳癌にたいする化学療法レジメンで例えば『AC療法4サイクル』に、
アルキル化剤を上乗せした方がいいですか?
との質問に対しては賛同者は多くなかったとの事。

数年前から言われている、、、シスプラチン・カルボプラチンなどのプラチナ系薬剤を含めるべきか?
という質問に対しても、支持者・賛同者が減ってきていると報告。
トリプルネガティブ乳癌に対してプラチナがいいという話は、
以前より下火になってきている印象でした、、、との事。


腋下リンパ郭清についての質問や、HER2陽性乳癌についてのハーセプチン投与期間、併用療法の話題なども出てはいたんですが、驚く結果ではなかったような、、、、、。


遺伝子発現解析に関して、
ルーチン検査になるのは時間の問題ではないか。
複数の遺伝子発現解析キットがあるが、日本ではどれひとつまだ承認されていない、充分な評価がなされていない、
評価はされているんだけれど、行政対応が遅れている?のが非常に残念な事であると。

個別化治療はますます進化して新規作用機序の薬剤は(世界では)目白押しであるが、
この領域で日本は周回遅れの印象である。(日本はそうとう遅れている印象)
まずどういう患者さんにベネフィットがあるかという検査が遅れているし、
個別化治療の具体的なツールである薬剤も遅れている。
どうにかこのSt. Gallen 2013 を境に、オールジャパンとしての取り組み、これが必要である、、、、、
そう、渡辺先生は最後に話されていました。



今回、TVセミナーの内容で印象に残った幾つかを、ブログにUPしてみました。
がっ、、、、、、ワタシが間違ってききとった部分もあるかも知れません。

そこはご了承願います。
m(_ _)m







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コメント:
この記事へのコメント:
日々多忙な中、さすがの分かりやすいまとめレポアップ
ありがとうございます!(^^)/
2013/04/08(Mon) 11:50 | URL  | yannchan #zHAUYs2U[ 編集]
ありがとうございました
お忙しいのに早いタイミングでのアップありがとうございます。

私も抗がん剤が終わればホルモン療法へと移りますが、5年後にはまた新しい治療法や考え方がでてくるかもしれませんね。

このコンセンサス会議、日本の乳がんエキスパート50名とかでやってみると、また違う結果もあるかも・・・なんて思いました。
2013/04/08(Mon) 23:24 | URL  | かめ #-[ 編集]
yannchanさん
ワタシは文章力ないのでなんだか変な文になっている、、、よね?
文章でおばかがばれるんだよねぇ。はぁ〜。f^_^;)
それに比べてyannchanさんの文章力はすごいよ〜。
ワタシもyannchanさんの文章力の半分も才能があったらなぁ〜って思うよ。
2013/04/08(Mon) 23:37 | URL  | ぴこるる #-[ 編集]
かめさん
> > このコンセンサス会議、日本の乳がんエキスパート50名とかでやってみると、また違う結果もあるかも・・・なんて思いました。
そうですね。是非見てみたい、、、、(笑)
5年あるとずいぶん変わるでしょうね。さらなる新たな分子標的薬に期待をしたいです。
2013/04/08(Mon) 23:47 | URL  | ぴこるる #-[ 編集]
ありがとうございます
とても分かりやすい、専門的なレポ、
ありがとうございます。
いつも勉強になります。

刻一刻と変わっていくがん治療、という印象ですね。
5年後は、10年後は。
自分がどうなっているかはわかりませんが
出来るだけ患者さんに負担の少ない、
出来るだけ効果の高い
(出来るだけ費用も抑えた)
治療を期待したいところです。
2013/04/09(Tue) 12:46 | URL  | ゆり #IrF973n6[ 編集]
ゆりさん
コメントありがとうございます。
2010年や2011年の医師用の乳癌ガイドラインを読むと、たった数年だけでこんなにニュアンスが変わるんだぁ〜、というようなことがあります。どんどん治療方針って変化が見られますね。
きっと5年後、10年後はまた新しい治療がでますね。
2013/04/16(Tue) 14:21 | URL  | ぴこるる #-[ 編集]
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