以前はドSな手術室ナース。今はM気味な外来ナース。しかし家に帰るとにゃんず3匹を溺愛する、妄想好きのオタクな女の古(←こ)なのよ〜。2011年からの乳癌治療の話もちょっとだけね。
2012-05-31 (木) | 編集 |
HER2(+)のワタシは、『ハーツープラス』と言う言葉が、ずっとずっと気になっていた。

ワタシにとっては、『憎っくき乳癌』でなく、『憎っくきHER2』なのだ。



火曜日はハーセプチン点滴の日だったが、診察時に腫瘍内科医の担当医に、
いろいろ質問してみた。




HER2の暗い話が苦手な人は、スルーしてくださいね。















胃癌におけるHER2過剰発現について
現在の看護師としての仕事が『消化器外科の診察介助』が多いため、胃癌のHER2(+)もすごく気になっていた。
HER2(+)の胃癌は、、、、、、胃癌のなかでもやはり性悪だった。


もしもよ、、、もしも私が数年後(乳癌の転移ではなくて)新たに胃癌にも罹患したとして、やはりHER2(+)の胃癌になるんだろうか。
HER2の増幅遺伝子を持っていたんだから。

実は外科外来に勤務するようになってから、これがずっと気になっていた。

誰に聞こう誰が詳しい
消化器外科医に聞くよりも、多分腫瘍内科医の方がそれについては詳しいのではないか~と感じていた。




結論。
HER2(+)乳癌の私が(転移ではなく)新規に胃癌になっても、
必ずHER2(+)の胃癌となる訳じゃないとの事。
その確率が高い、という訳でもないとの事。

そうなんだ、、、ちょっと安心




あと質問は、
HER2(+)乳癌患者には多いとされる脳転移の可能性について
ワタシは大昔だが脳神経外科病棟に勤務していた時期があるので、やはり転移性脳腫瘍は正直恐ろしい。


転移性脳腫瘍の発生した脳の領域(前頭葉か、側頭葉か、脳幹に出来たのかなど)にもよるが、
人格が変わってしまうこともあるのだ。(まったく無症状の人もいる)

頭痛以外に、怒りっぽくなったりとか性格自体が変わってしまう事がある。



ハーセプチンは2008年までは再発乳癌にのみ保険適応であった。
こうして初発乳癌のワタシが、ありがたいハーセプチンの恩恵を受けることが出来ているのは感謝しなければならないが、悲しい事にハーセプチンでは脳は守れないのだ。

ハーセプチンはその分子が大きいため血液脳関門を通過しない。
タイケルブは低分子化合物なので脳関門を通過できるが、、、、
(2009年から)タイケルブはまだ再発乳癌にのみ保険適応だ。初発乳癌には適応されない。

同じ分子標的薬とはいえ、ハーセプチンは細胞膜外側での作用で、
タイケルブは細胞膜通過しての細胞内部での作用があるのだから、
初発乳癌患者にもタイケルブが保険適応になってもいいのに


初発乳癌にも保険適応になって、併用が可能ならいいのにね。

  
脳が全くの無防備状態という訳ではない。
ワタシの場合、化学療法(EC療法)のエピルビシンとシクロフォスファミドが
脳に対していい仕事してくれているように。
(ケモブレインの副作用ばかりじゃないように)



腫瘍内科の主治医からは
『乳癌は全身病で、例えて言うなら、悪性リンパ腫にも似ています』
『一番大きいシコリのサイズで判断する乳癌のステージのⅠ期の再発率・Ⅱ期の再発率とか、
 HER2(+)でKi-67が高値のぴこさんにはあまり意味がありません』

とか、、、
わかっていたけど、正直な話もきかされた。
まぁそれは仕方ない。
(ワタシは事実を包み隠さず知っときたいタイプだから~)

今、受けられる治療をがんばって受けてゆくさ~。



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コメント:
この記事へのコメント:
ううう。
ぴこるるさんのブログはやっぱり勉強になります。

若い頃、友人を脳腫瘍で亡くした時、穏やかな人からは想像できないほどの変貌ぶりに、愕然としたものです。
その時に、脳腫瘍はたいへんだ、という思いがしていました。

ぴこるるさんは看護師さんとして身近でいろいろな方をみてこられたのですね。

ところで、私はHER2(3+)ですが、ハーセプチンが有効というふうにとらえて良いのですね。
他がマイナスなので、ハーセプチンが命の綱ぐらいに思っています。
あと7ヵ月きばります。
2012/05/31(Thu) 17:50 | URL  | shinnriko #JiNNFfoo[ 編集]
そぉなんですね
ハーセプチンのお話、興味深いです。
そうか~、脳は守られていないのですね。
私の場合は術前のFECがやっつけてくれていると信じたい。
それにしてもあんなに高いお金出してるのだから、
全身に効いて欲しいものですね。
1回4万に慣れてきている自分がこわいです~(笑)
2012/05/31(Thu) 23:06 | URL  | myk #-[ 編集]
shinnrikoさん
今日のワタシのブログ読み返したら、なんだか怖い話になっちゃってたよね。
追加の話をすると、、、
脳メタしても、(発生した場所にもよるが)腫瘍が小さいうちならガンマーナイフやサイバーナイフが本当に有効なの。消失させることが出来るの。
ただ大きく育っちゃってから発見されたらやっかいなのよね。
乳癌の術後定期検査を頻回にしても意味がない、再発したら予後・寿命は同じ、、、みたいな記述を時々読むけど、相手が脳メタなら早期発見で小さいうちにたたいた方がいいに決まってる。
shinnrikoさん、もちろんハーセプチンは有効ですよ~。
2012/05/31(Thu) 23:47 | URL  | ぴこるる #-[ 編集]
希望を持って。。。
ぴこるるさん いつも楽しみに読ませていただいてます。
手術前の組織診断でHER2 3+と診断され ハーセプチンで治療できると単純に喜びました。 ところが術後にリンパ節転移が12個と聞かされて愕然としました。恐るべしHER2強陽性の成せる結果。 リンパ節転移が高度にあると、再発や転移のリスクも高く、予後不良ということ。 主治医は再発時にはタイケルブが使えるし希望を持って治療していきましょうと言いますが、、、

時には凹む事もありますが、クヨクヨしても始まらない。せいぜい免疫力を高めてハーセプチンにいい仕事をしてもらうしかないかなー。
そーんなわけで 明日はハーセプチンの治療日です。
2012/05/31(Thu) 23:54 | URL  | みどり #-[ 編集]
mykさん
結局ハーセプチンが脳まで届かないから、ボディの転移は抑えられたが、脳メタをきたしてしまう人がいる。
それで確率的に、HER2(+)乳癌患者は脳メタが多いってなるのかな、、、、と。単純に考えたのですが。
mykさんはFECが脳にしっかりいきわたりましたから、大丈夫ですよ。
ハーセプチン単剤だけっていうのが一番怖いですね。(脳は無防備)
術前にしろ術後にしろ、『ハーセプチンは必ず抗がん剤と併用』っていうのは、こういう作用からも理解できますよね。
2012/05/31(Thu) 23:58 | URL  | ぴこるる #-[ 編集]
みどりさん
ハーセプチンがいい仕事してくれますから大丈夫。信じて治療を受けましょうね。
(じゃないとやってられないよ~~ホント!!お互い!!)
医師からすでにタイケルブの話も出たことがあるんですね。
タイケルブも初発乳癌患者でも保険が通るようにして欲しいです。熱望!厚生労働省!?
分子標的薬はいろいろな製薬会社がきそって開発中でしょうから、そのうちもっと素晴らしいのが出るかも知れません。トリプルポジティブお仲間期待しましょうよね!
2012/06/01(Fri) 00:08 | URL  | ぴこるる #-[ 編集]
 タイプは違えども 私も脳転移は怖いです。
 術後病理の説明から 精神的にダメージが大きく、そこから考えないように、考えないように、前向きに!って、自分に言い聞かせても 一人になると泣けて泣けて。がん友や周りの人話はしましたが、すべてをぶっつけて傷つけるわけにはいかず、心の平穏を取り戻すまで 紆余曲折を経て半年以上はかかりました。その後、健康診断の胃透視で無表情の女医に『ポリープがたくさんある』と、言われた時や 確定申告の領収書をまとめていたとき、病理の説明用紙を見ただけで フラッシュバックして夜中泣きました。夢で泣きながら明け方目覚めたことも! やっと平穏になったのに、クリップのことなど知らされてなかったので、またかぁ~! 主治医が忙しいのは分かりますが 患者の立場としては困ったものです。 
 去年、私も事実をしっかり把握しておきたいので、あの手この手で質問しては…更にダメージを負ってしまいました。
 そこから 自分の心の浄化のために、患者として、看護師として、学んだことや伝えたかったことをまとめて4 月の診察日に渡してきました。
 平穏のきっかけになったayaya さんとのやりとりと、アッピアさんの『がん患者は語りたい』と『主治医からネガティブな枕言葉はいらない』の記事も娘にコピーしてもらって 渡してきました。
 嘘をつく必要は無いです。ですが、予後が悪いタイプと知っているし、放射線治療これから頑張るぞー!と前向きに治療している患者に
心をへし折るような説明はしないでほしい。再発したら、いくらでも泣くことになるんですもの!
 
 主治医の言葉は大きいです。
他のタイプよりは 予後が悪いグループにはいるけど、治療が終わったら、3 ヶ月毎にしっかり診ていきましょう。放射線治療頑張ってくださいね。・・・って、説明して欲しかった!!             
 だから、乳ガン治療が終わっても ある意味、闘いです!
皆さん、同じく頑張っていらっしゃいますもの。 気持ちで負けてはいられません!
2012/06/01(Fri) 08:21 | URL  | カジカジ #-[ 編集]
再確認しちゃいました。
私は、ホルモンマイナスでハーセプチンとタキソテールの治療だけでしたが、後でKi-67の値を聞いたら、異常に高値と知り主治医に「後は祈るだけで、1日1日大切にしてください」と言われてしまいました。でも、「私無宗教なんです!」と主治医を笑わせて・・私もやっぱり・・と思いましたが受け止めれました。看護師の経験は、色々悪い妄想します~~
2012/06/01(Fri) 13:55 | URL  | いっちゃん #-[ 編集]
カジカジさん
看護師していると色々な病気の患者さんや、特殊な疾患・まれな合併症・また不幸にもそういうのがさらに重なっちゃった症例など、沢山見ているせいか、自分がネガティブ思考の時は、、、いろいろ考えてしまいますよね。
クリップを入れてきたことは確かに知らせておいてほしかったですよね~。術前に『入れることもあります』とか、『残しておいても問題ないです』とか予め知らされているのといないのではやはり大きな違いです。
お友達と一緒に、納得するまでよく話を聞いてきたら少しはすっきりするかな。ポジティブになれるように!
2012/06/03(Sun) 10:00 | URL  | ぴこるる #-[ 編集]
いっちゃんさん
看護師の経験は、色々悪い妄想します~~
いや、、ほんとにそうです。
ワタシも外科外来に来て、、、
Ki-67値は、ワタシより高値な人にははまだお目にかかった事がありません。えっへん!
もしかして、ワタシのKi-67が最高値?ここ最近の?
乳腺外科医には事実を知るのが恐ろしくて聞けないのです。
2012/06/03(Sun) 10:13 | URL  | ぴこるる #-[ 編集]
大丈夫ですよ~~
リンパ節転移が無かったんだから!それより、Ki-67が8なのに、リンパ節転移していた友人が・・・わからないものですよ。
2012/06/03(Sun) 23:12 | URL  | いっちゃん #-[ 編集]
いっちゃんさん
慰めてくださるのね〜、嬉しいわ。
腋下転移の無い早期乳がん、Ⅰ期と思われていても、結局数年後に、遠隔転移したなんて話を見聞きすると、やはり落ち込むよね〜。
ki-67値も、当てにならない事もあるのでしょうか。病理医の腕の差かな。
腫瘍の、どの場所を採取して顕微鏡でみるかによって、パーセントも変わるのでしょうかね。
2012/06/05(Tue) 12:22 | URL  | ぴこるる #-[ 編集]
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