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看護師であり乳がん患者でもあります。家にいるにゃんず3匹と、仕事の話、お金の話、乳がん治療のその後の話など、日常のアレコレを記録していきます。
2015-01-10 (土) | 編集 |
がん化学療法を受けている時
白血球値がひどく下がってしまい、

好中球を増加させる注射を
うけた経験のある方はいらっしゃると思う。

白血球の一種であるこの好中球を選択的に増加させ、
その機能を更に高める作用のある注射製剤は、
GーCSF製剤と呼ばれている。

がん化学療法による好中球減少症を速やかに回復させる以外にも、
がん化学療法時の
発熱性好中球減少症を予防(抑制)する目的もある。

以前も
ワタシのBlog記事にしたことがあったが、
うちの医師たちは
2年前はグラン®を主に使っていた。
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フィルグラスチム®が発売されてからは、
フィルグラスチム®の方が薬価が安いからと、
フィルグラスチム®、グラン®は、使い分けているようだった。

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お金を払う患者側にしてみれば
(たぶん)薬効が同じなら、薬価が安い方が良いに決まっている。

ちなみにフィルグラスチムBS注シリンジ
75μg=6882円、150μg=10871円、300μg=17179円(当時)

先発のグラン®では
75μg=10055円、150μg=20048円、300μg=24926円(当時)

であった。(これは10割負担の場合の値段)



先日の話。
うちの外科外来の薬品専用冷蔵庫には
フィルグラスチム®のみ常備なのですが、
H先生が
『ジーラスタ®を患者さんに使うから、用意して』
と指示してきた。

『じーらすたぁ?』初めて聞く薬品名だった。

なに?それ?
また新製品かな?
うん〜もぅ、今在庫してあるフィルグラスチム®を使ってよねー。

なんて思いつつ、薬剤科から『ジーラスタ®』を1箱お取り寄せし、
開封しすぐ注射出来るようセッティングしH先生に渡した。

『落とさないでよ。間違って、ブチュッ!とかしないでよ(笑)』
これ10万円の注射だからさ

えぇ〜〜〜

じゅ、、、10万円。
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106,660円の『ジーラスタ®』はまだ発売されたばかり
持続型GーCSF製剤なんだそうだ。

例えば、グラン®やフィルグラスチム®を連続投与する際、
グラン®の皮下投与の半減期(薬の濃度が半分になる)が 2,15時間なため
土日でも通院して注射を受けにこなければならなくなる。

ジーラスタ®の半減期は 50時間以上!なので
ジーラスタ®なら、ガン化学療法1サイクルに1回の投与でOKとなる。

ジーラスタ®を好中球減少症の発症前に投与することで、
好中球減少症による感染症リスクを軽減し、ガン化学療法の投与量やスケジュール尊守が可能になる。

もちろん皮下注射の苦痛が1回で済む事、
連日わざわざ通院しなくて済むので、患者の通院負担軽減に寄与する事にもなる。

ただ高い、、、、。
グラン®だって連日投与受ければ、相当いいお値段にはなるが。

『10万円ですか保険が効いて3万円ですよね。
PET−CT検査と値段が同じですね。』


もし今がん化学療法中だったら、
インフルエンザが蔓延しているこの時期の病院に連日通院するのもリスクだし、
でも、3万円が惜しくて『注射使わなくていいです。』って、
お家で(感染を受けないように)ジッとしてますからって、、、、

思わず言ってしまいそう。



新しく開発される薬は大歓迎だけど、
もうちょっと値段どうにかならないかな、、、と思ったそんなお仕事日。







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