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看護師であり乳がん患者でもあります。家にいるにゃんず3匹と、仕事の話、お金の話、乳がん治療のその後の話など、日常のアレコレを記録していきます。
2014-07-20 (日) | 編集 |
『何らかの症状が出てから受診しましょう』
よく見かけるセリフである。


でもワタシは思う、
症状が出てからの病院受診では遅い、と。
(注 : 手遅れという意味ではない)


外科外来で沢山の『癌』の患者さんを見てきたけれど、
胃ガン、肺ガン、大腸ガン、乳ガン、等々
やはりなんといっても早期発見の人は、
人間ドック・住民検診・職域検診・通院フォロー中などで、
(偶然に)癌が見つかった患者さんだ。


胃ガンなら、
食欲がないとか、体重が減ったとか、胃が何だか変、とか
吐血・下血があったとか、貧血があるとか、
上記の症状が出てから病院受診した場合
すでに病期が進んでいることも多い。
内視鏡手術で取り切れるのは早期の胃ガンで、
無症状のうちに(たまたま)発見された人が殆どだ。


肺ガンで例えるなら、
かなり大きく育たないと、自覚症状(血痰がでたとか、呼吸困難感)は見られない。
胸部の単純レントゲンにたまたま影が写って要精密となり、
CTを撮ってもらえればはっきりわかるが、
(腫瘍の出来た)位置が悪いと、胸部レントゲンで見落とされてしまう事もある。
それにワタシの知る40歳代で肺ガンになった女性二人を例に挙げると、
一人は喫煙者、もう一人は全く吸わない人、そして、
タバコを吸わない女性の方が悪性度が高いタイプの肺ガンだった。


大腸ガンの発見例では、
40歳代のあるサバイバーの患者さんがPETーCTを受けたところ、
偶然、無症状の早期大腸ガンが光って(見つかって)しまった。
(転移ではない)
すぐ内視鏡が予定され、内視鏡手術のみで癌は取りきれた。
本当にPETーCT様様な話だった。

本当は羨ましくない病気なハズなのに、
偶然にも早期発見してもらえた彼女の幸運を
なんだか羨ましく感じてしまった。

羨ましいと感じた理由は、
自分はドックで見つけてもらえなかったからかも知れない。


何度もこのBlogに書いているが
ワタシは毎年人間ドックを受けていた人だ。
もちろんマンモグラフィも毎年欠かさず受けていたが、
結局ドックでは早期発見してはもらえず
半年後に自身でシコリに気が付いて受診したという経緯だった。

検診で発見される乳ガンは
多くが非浸潤だったりする早期であり、
シコリに気付いて受診する乳ガンは、進行ガンであることが多い。

自分が苦い経験をしていても
やはりワタシは検診(人間ドック)を受けるし、
胃ガンを危惧して毎年内視鏡(胃カメラ)も受ける。
早期発見には、無症状のうちの胃カメラが重要だと知っているから。
(スキルス胃癌には胃透視=バリウム検査が必須です。)


国や市町村は、40歳以上は
乳がん検診(マンモグラフィ)は2年に1回受けましょうと言うが、
2年に1回で(早期発見は)充分、ではないのでは。

そう、ワタシのように毎年検診を受けていても
検診と検診の合間にシコリが育ってしまうタイプの人もいるのですから。

この2年に1回は、ただ予算の問題だと聞く。
クーポンにしろ住民検診の費用補助にしろ、毎年では予算が不足する。
それで2年に1回としたに過ぎなく、
2年に1回がベストなタイミングという訳ではないのです。




だからワタシは個人的にでも、毎年検診を受けます。
子宮頸癌検査も、子宮体癌検査も毎年受けます。

無症状の人がこれらの検査を受ける有益性は低いと書かれてても
エビデンスがないのは充分承知で、です。
タモキシフェン内服中の子宮体癌検査を受ける意義は示されていませんし、
苦痛も伴うし、費用もかかりますがね。

でも、ある乳がん患者さんのBlogで、
タモキシフェンを飲んでいるため毎年子宮ガン検診を受けていて、
それで子宮体癌ステージ0期がたまたま見つかった患者さんのBlogも読んだことがあります。
本人も書いているが、
自覚症状が全く無くて、定期的に受診していたからこその早期発見の恩恵だった。

もしこれが、
不正出血が見られてからとか、有症状での受診だったら、
はたして病期はステージ0期であっただろうか。

タモキシフェンを内服中の閉経後の乳ガン患者が、
子宮体癌を発症する確率は、それまで『800人に1人』だったのが、
『800人に2〜3人』に増えるレベルだという。

それならば、
痛いし、お金もかかるし、子宮体癌検査は受けなくていいわ!と考えるか、
いやいや万が一という場合もあるしね、、、と思うか、どちらかだ。


ワタシの場合、ガイドラインは参考にするだけ。
検査を受ける事のメリットとデメリット、自分なりに理解した上で、
何が必要か、自分で判断する。

ワタシはPETーCTも受けたが、
PETーCT検診なら自費で約10万円かかるところ、ガン患者になったおかげで?
保険が効いて3万円で受けられるという皮肉。(メリットかも)
以前、『転んでもタダでは起きない』という話をBlogに書いたが、
まさにそれだ。



検診を受けてなくても、
不規則な食生活していても、
例えばヘビースモーカーでも、
全く病気にならない人って存在する。

(うーーん、うらやましい)
そういう人達は、遺伝子が丈夫なのだろうね〜。




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