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看護師であり乳がん患者でもあります。家にいるにゃんず3匹と、仕事の話、お金の話、乳がん治療のその後の話など、日常のアレコレを記録していきます。
2014-03-04 (火) | 編集 |
今日は真面目な話をつぶやいてみる。


日本乳癌学会の乳癌診療ガイドラインでは、
マンモグラフィ検診の推奨グレードは、50歳代は『A』で、40歳代には『B』であるはず。

しかしマンモグラフィ検診の効果は無い?なんて報告の文献を
目にしてしまったりすると複雑な気持ちになる。



例えばこの下の写真の、BMJ
( British Medical Journal ブリティッシュ•メディカル•ジャーナル紙 )
マンモグラフィを定期的に受けている群と、定期的に受けていない群(対照群)との長期間(約20年)にわたる両群の比較試験で、フォローアップ期間中の全死亡率、乳癌死亡率ともに、マンモグラフィを定期的に受けていようがなかろうが、有意な差は認めなかったと報告している。

実は、今までも某学会の各種の発表の中で、この類の発表は目にすることはあって、
何だかなーーと、モヤモヤとは思っていたんだけど。


乳癌による死亡率では、アメリカ•イギリスでは1990年以降(1995年以降という説も)減少を続けているという話は有名。
一方、シンガポールや香港では横ばい、韓国と日本は増加している。

それでも、日本の平成23年度の乳癌死亡者数は、12838人、平成24年度は12617人(厚生労働省、人口動態統計による)と、それまで上昇を続けていた日本の乳癌死亡者数が、平成24年度には初めて減少している。
(平成25年度の集計はまだ発表されていない)
この減少を専門家らは『マンモグラフィ検診の普及や、新しい抗癌剤の登場による効果』と判断している。


乳癌大国と言われたアメリカ•イギリスでの減少の理由は、マンモグラフィ検診の普及や啓発運動により死亡率が減少と判断されている。
もちろん、70歳以降の老齢での乳癌罹患が多いアメリカやイギリスと、40歳代後半にピークがある日本の乳癌患者では、単純に比較はできないが。


『定期的なマンモグラフィ』に、もしかして意味がないのだったら、
『検診を受けてね』と、友人に勧めるのにも、なんだか自信がなくなる。


乳房超音波検査には、さらに(実は)エビデンスが無いのに。

結局、病気(乳癌)になってしまう人は(気をつけていても)なってしまうし、病気(乳癌)にならない人は(気をつけていようがいまいが、無頓着だろうが) ならないのだ。


悲しいことに、
自らシコリを自覚して病院受診した人の方が同じ乳癌でも進行癌であることが多く、検診でたまたま乳癌が見つかった人は、非浸潤や、早期癌である。
そして悪性度も低く、進行も遅い、おとなしい癌の人が殆どだ。
(もちろんそうでない場合もある)
そういう統計の発表も学会で見かける。



ワタシも全くその通りの人だ。
30歳代は毎年乳房超音波検査。
(この年代のマンモグラフィはデンスブレストになってしまうから)
42歳から毎年の人間ドックをマンモグラフィにしてたけど
それでも44歳時のマンモグラフィ後、7ヶ月後で、自己発見したシコリ。

ワタシの場合は、毎年検診受けていてもダメだった。
検診の、マンモの恩恵を受けられなかった。
ワタシみたいな増殖の早いタイプの乳癌の人は、
自己努力で気がつかなければならないのだ。


もしも、
マンモグラフィを受けることにエビデンスってあるの?
今、そう聞かれると、
「うーん、、、、とりあえず、マンモグラフィと、乳房超音波検査の両方を受けておいて。それぞれ得意分野が違うから。それから毎月の乳房自己チェックよ!」

そう、言うしかない、、、、のかも。


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