以前はドSな手術室ナース。今はM気味な外来ナース。しかし家に帰るとにゃんず3匹を溺愛する、妄想好きのオタクな女の古(←こ)なのよ〜。2011年からの乳癌治療の話もちょっとだけね。
2013-02-03 (日) | 編集 |
今回のTVセミナーは、昨年12月の
san antonio breast cancer symposium にて発表されたトピックスの中でも、
下記の内容についての講演メインでした。

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アストラゼネ〇社主催であるため?
まず最初に、SERD(選択的エストロゲンレセプター機能抑制物質)である
Fulvestrant注射剤(フェソロデックス)の作用メカニズムの解説。

当初海外ではFulvestrant250㎎投与レジメンが用いられていたが、500㎎投与の優位性が報告され、
(CONFIRM試験)日本国内での承認用量は500㎎。
ここまでは今更新しい驚きはないです。


次にCDK4/6(シーディーケイフォーシックス)阻害剤と言われる薬剤について。
ER陽性HER2陰性進行乳癌の一次治療について、レトロゾール単独群とレトロゾール+CDK4/6阻害剤での治療では、明らかにクリニカルベネフィット率(奏効に関する指標)に差が見られ、
CDK4/6阻害剤はER陽性乳癌細胞の増殖を抑制することがわかったそう。
(しかしこの聞きなれないCDK4/6阻害剤とやらが、
日本で実際の乳癌治療に使えるようになるのは、いつの日なんだろう、、、、)



次は晩期再発(Late recurrence)レイト リカレンスについての話。
ER陽性乳癌の再発の50%以上は5年目以降に発生しているため、
晩期再発についての予測因子(バイオマーカー)を同定する必要があるという。

日本ではまあまあ知名度の高いOncotype Dxとの比較話も出ていたけど、
この講演ではBCI(Breast Cancer Index)のみが有効であったとの話。

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あとはATLAS試験の話。
TAMによる長期内分泌療法は以前からチラチラと聞いてはいたが、
閉経後乳癌で、TAM(タモキシフェン:ノルバデックス)内服5年で止めた人と10年飲み続けた人では、晩期再発の差がでてくることがわかっている。
でもその差が出てくるのは、、、、わかるのは10年目以降からだそう。

晩期再発を防ぐには長期の内分泌療法しかないという。
晩期再発の予測因子を考慮して、10年TAMの内服を勧める時代にいずれ〜なりそうです。

TAM5年じゃダメなの〜?
フーーー、、、って感じ。
(いや、、、5年後もきっと生きているって考えることが図々しいか?)

では、AI(アロマターゼ阻害薬)10年内服ではどうなの〜?と考えると、
こちらは現在日本でも臨床試験中なんだそう。
そうよね、、、、結果出るのに長年かかるわよねぇ。

img424 ①


img424 ②



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あと、、、前回のブログ内容で、この下の図についての質問があったのでワタシなりの解釈を少し。
  FUL(fulvestrant:フェソロデックス)
  AI (アロマターゼ阻害薬:アリミデックスやフェマーラなど)
  SERM (TAM:ノルバデックス、TOR:トレミフェン)
  MPA (ヒスロンH)


ER陽性の閉経後進行再発乳癌の内分泌療法では、一次内分泌療法選択がAIであった場合、
二次ではフェソロデックスを勧めている。
メカニズムの異なる内分泌 療法を次に検討する、と言われているが、
効果が高い薬剤を 早めに使った方が良いとしている。
(フェソロデックス使用開始は、早ければ早いほど良いらしい?)
また、このフェソロデックスのSERD:downregulaor 効果は、
その次の内分泌療法に対しても効果があることがわかっているそうです。

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アストロゼネ◯社の開催のため、勿論フェソロデックスの宣伝が大きい感はありますが、
それでも『フェソロデックス』に対して好印象でした。


ワタシはTAM(ノルバデックス)内服中ですが、
日本人の中には、TAMが実はあまり効いていない体質の方がいると言われています。
乳がんブログ村でも時々話題にあがりますが、CYP2D6遺伝子多型検査のことね。
学会での推奨グレードは低いですが、CYP2D6遺伝子検査はやはり気になるところです。


ワタシは抗癌剤治療中から月経が無くなり、1年3ヶ月ありません。
多分年齢的に薬剤閉経したかと思われますが、内服はTAMのままです。

何度もブログで書いてますが、ホットフラッシュがまったく出ない人なので、
『本当にTAMはワタシに効いているんだろうか』
という不安がぬぐい切れません。

もしかして遺伝的欠損があって、例の~『TAMが効かないタイプ』なのでは、、、、、
(TAMがよく効く遺伝子タイプと、副作用が強く出る人は相関があるという記述と、まったく相関はないという説があります)
TAMが効いているのか効いていないのかこのまま疑問を持ちつつ飲み続けるよりも、
ER抑制効果が高いとされるフェソロデックスの方がいいのではないだろうか〜。

もし『閉経後』でないなら、ゾラデックス注射も受けて閉経状態にして、さらにフェソロデックス注射を希望しちゃう?
毎月注射を、腹とお尻に3本~

ぎゃーーー
痛さもすごいが金額もすごいぞ。


そういう治療もアリと、最後に妄想した講演会でした。


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今回のブログ内容はあくまでも講演会で聞きかじった内容のupであり、間違ってワタシが受け取ってしまった内容もあるかもしれません。ご自身の治療の参考にする場合は、あくまでも1つの例と考えて、プチ参考程度にしてください。
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